ZigZagの使い方を解説｜FX相場を視覚化する最強インジケーター！

多くのFXトレーダーが抱える悩みの一つが、「勝てるインジケーターが見つからない」ということではないでしょうか？

こうした悩みを抱えているトレーダーの方に、知って頂きたいのが「ZigZag（ジグザグ）」というインジケーターです。

ZigZagは、FX相場を視覚的に捉えることができる優れたインジケーターで、多くのFXトレーダーが「視覚化する最強インジケーター」と、おすすめしています。

この記事では、そんなZigZagについて、

などを、詳しく解説していきます。

これからFXを始める方も、既にFXトレードを行っている方も、是非この記事を参考にして、ZigZag（ジグザグ）を使ったトレードに挑戦してみてください。

FX最強インジケーター！FX相場を視覚化できるZigZagの基本

ZigZag（ジグザグ）ってなに？

ZigZagは、FXトレードで使われ人気があるインジケーターの1つで、チャート上の重要な転換点を線で結んで、価格の方向性を視覚的に表現してくれます。

つまり、ZigZagはトレンド相場またはレンジ相場を明確に示してくれるということ。

FXトレーダーにとって、相場の流れを正確に把握することは非常に重要なことです。

ZigZagは、シンプルながらもFX相場を視覚化することに関しては、最強のインジケーターになり、初心者から上級者まで、多くのFXトレーダーに愛用されているのも納得できます。

ZigZagと他のインジケーターとの違いを知ろう

ZigZagの最大の特徴は、シンプルさと視覚的なわかりやすさにあります。

他の多くのインジケーターは、複雑な計算式に基づいて生成されるため、FX初心者には理解しづらいものが多いですが、ZigZagは直感的に理解しやすいのが大きなポイントです。

また、ZigZagは、FX相場を視覚化することに特化しているため、他のインジケーターとは異なる情報を提供してくれます。

さらに、ZigZagは、設定値を変更することで、短期～長期トレードまで様々なトレードスタイルに対応できる柔軟性も持ち合わせています。

これは、他のインジケーターにはない大きな強みだと言えるのではないでしょうか。

FX取引でZigZagがなぜ注目されているの？

ZigZag（ジグザグ）がFXトレーダーから注目されている理由は、大きく分けて3つあります。

以上のような理由から、ZigZagはFXトレードに欠かせないインジケーターとして注目を集めているのです。

特に、トレンドフォロー型のトレードスタイルには最適のインジケーターと言えるでしょう。

FX最強インジケーター！ZigZagの設定方法

FXチャートMT4でZigZagを設定してみよう

ZigZagをFXトレードで活用するには、まずチャートに表示させる必要があります。

ここでは、多くのトレーダーが使用しているMT4チャートでの設定方法を解説していきます。

MT4チャートを開いたら、先ず上部アイコン一覧から「①インディケーターリスト」を押し、開いたメニューから「②カスタム」⇒「③ZigZag」を選択します。

すると、設定ウィンドウが表示されるので、各項目を適切に設定していきましょう。

最も重要なのは、「Depth」の設定で、ZigZagが反転点を検出する感度を決定するパラメーターです。

例えば、「Depth」を「10」に設定すると、10pips以上の価格変動があった場合にのみ、反転点が検出されるようになります。

他にも、「Deviation」や「Backstep」など、いくつかの設定項目がありますが、初期設定のままで問題ありません。

設定が完了したら「OK」をクリックすれば、FXチャートにZigZagが表示されます。

ZigZagの設定値は変える必要あるの？

ZigZagの設定値、特に「Depth」の設定は、トレードスタイルやトレード手法（ロジック）、FX相場の状況に応じて調整することが望ましいです。

短期トレードを行う場合は、「Depth」を小さめに設定することで、より小さな価格変動も捉えることができ、長期トレードでは、「Depth」を大きめに設定することで、重要な転換点のみを検出できるようになります。

また、FX相場のボラティリティが高い時は、「Depth」を大きめに設定し、ボラティリティが低い時期は、「Depth」を小さめに設定するのも一つの方法です。

ただし、あまりに頻繁に設定を変更すると、トレードに迷いや混乱を招く恐れがあるので、自分のトレードスタイルやトレード手法（ロジック）に合った設定値を見つけ、一定期間はその設定で運用することをおすすめします。

FX初心者におすすめZigZagの設定値

FX初心者の場合、ZigZagの設定値は、先ずはデフォルトの設定値から始めるのがおすすめです。

MT4の場合、デフォルトの設定は以下の通りになります。

このデフォルトの設定で、日足や4時間足などの比較的長い時間軸のチャートを観察し、重要な転換点を見落とすリスクを減らしつつ、大きなトレンドの方向性を把握してみましょう。

もちろんデフォルトのままでも問題ありません！

慣れてきたら、徐々に「Depth」の設定値を調整して、自分のトレードスタイルやトレード手法（ロジック）に合った設定値を見つけてみよう。

例えば、「Depth」を「5」程度に下げることで、より小さな価格変動も検出できるようになります。

ZigZagの設定値を極端に小さくしすぎると、ノイズが増えてしまうので注意が必要です！

FX最強インジケーター！ZigZagの効果的な使い方

【ZigZagの使い方①】ダウ理論を視覚化する

ZigZagは、ダウ理論（トレンド）を視覚的に捉えるのに非常に有効なインジケーターです。

ダウ理論は、トレンド相場に当てはめることになり、以下にそのポイントを書いています。

上昇トレンドでは、ZigZag（ジグザグ）の山（高値）と谷（戻し安値）が切り上がっています。

つまり、山は前の山より高く、谷は前の谷より高い位置にあります。

逆に、下降トレンドでは、谷（安値）と山（戻り高値）が切り下がっています。

谷は前の谷より低く、山は前の山より低い位置にあるのです。

ZigZag（ジグザグ）を使うと、この様にダウ理論（トレンド）を視覚化することができます。

自分のトレード戦略が、FX相場の方向性と合致しているかどうかを確認したり、エントリーポイントを探すこともできるので、ZigZagはFXトレードにおいて役立つインジケーターというのは間違いありません。

【ZigZagの使い方②】レジスタンスライン・サポートラインを引く

ZigZagは、レジスタンスラインとサポートラインを引くのにも便利なインジケーターです。

レジスタンスラインは価格の上昇を妨げる上値抵抗線、サポートラインは価格の下落を支える下値支持線のことを指します。

ZigZagを使ってレジスタンスラインを引く場合は、ZigZagの山と山を結ぶことが大切になり、直近の2つの山を結ぶラインは重要です。

下記画像の様に、価格がこのラインを上抜けた場合、上昇トレンドの継続が期待でき、価格がこのラインで跳ね返された場合は、トレンドの反転や調整局面入りの場合があります。

サポートラインを引く場合は、ZigZagの谷と谷を結ぶのですが、こちらも直近の2つの谷を結ぶラインが重要になります。

下記画像の様に、価格がこのラインを下抜けた場合は下降トレンドの継続、ラインで跳ね返された場合はトレンドの反転や調整局面入りとなる場合も。

2つのラインは、トレンドの継続や転換点を見極めるためにも重要な役割を果たします。

ZigZagを使ってレジスタンスラインとサポートラインを引くことで、トレンドの方向性だけでなく、トレンドの転換点についても予測することができるのです。

【ZigZagの使い方③】ネックラインを引く方法

ZigZagは、チャートパターンの一つであるヘッドアンドショルダーのネックラインを引くのにも使えます。

このパターンは、左肩、頭、右肩という3つの山と、それらの間にある2つの谷で構成されます。

ネックラインは、左肩と右肩の谷を結ぶラインのことを指し、価格がこのネックラインを下抜けると、トレンドの転換が確認されたことになります。

ZigZagを使ってヘッドアンドショルダーにネックラインを引くには、上記画像の様に、谷と谷にあたる部分にZigZagが表示されているかを確認し、その2つの谷を結ぶことです。

もちろん、ヘッドアンドショルダー以外にダブルトップやダブルボトムでも、ZigZagを使ってネックラインを引くことができるので、是非活用してみましょう。

FX最強インジケーター！ZigZagのメリット＆デメリット

FX取引でZigZag（ジグザグ）を使うメリット

ZigZagを使うことで、FX取引で以下のようなメリットが得られます。

先ず、トレンドの方向性を視覚的に捉えることができることです。

ZigZagの線が右肩上がりに大きく上昇していれば上昇トレンド、右肩下がりに大きく下降していれば下降トレンドだと一目でわかります。

これにより、自分のトレード戦略がFX相場の流れに沿ったものかどうかを簡単に確認できます。

ZigZagを使えば、重要なサポートラインとレジスタンスラインを明確に引くことができ、価格の節目となるラインを知ることで、エントリーポイントや利益確定ポイント、損切りポイントを事前に設定しやすくなります。

FX取引でZigZagを使った時のデメリット

一方で、ZigZagにはデメリットもあります。

最大のデメリットは、ZigZagが過去のデータに基づいて描画されるということです。

つまり、リアルタイムのFX相場の動きを反映していないので、ZigZagが示すトレンドの方向性やサポート・レジスタンスラインは、あくまでも過去の相場の動きに基づいたものだということを理解しておく必要があります。

また、ZigZagの設定値によっては、FX相場のノイズに惑わされてしまう可能性もあります。

設定値が小さすぎると、些細な価格の変動でも反応してしまい、かえって相場の全体像を掴みにくくなってしまうのです。

ZigZagをFX取引で効果的に活用する為の注意点

ZigZagを効果的に活用するためには、どのような点に注意すべきでしょうか？

ZigZagを使う際は、この注意点を意識してみましょう！

まとめ

この記事では、FXトレードで勝つために使える最強のインジケーター「ZigZag（ジグザグ）」について詳しく解説しました。

FXトレードで勝つためには、ZigZagのような優れたインジケーターを効果的に活用することが欠かせません。

この記事で学んだZigZagの使い方を実践して、是非FXトレードの成績アップを目指してください！